15 Nov
15Nov

引っ掻く、噛む、舐める、擦る、こんな仕草は痒みのサインかもしれません。放っておけば重症化することもあるので初期に発見するのがベストです。

多少掻くことはよくある事ですが、一日中掻いていたりすると心配になりますよね。

ただ、原因は様々で原因が重複していて突き止めるのが困難な場合も。

なので、まずはホームケアで私たちができることしてみましょう!

軽度の段階であれば、薬に頼らず、わんちゃんが元々持つ自己防衛力・免疫力を高めてあげられたらベストです。もちろん、すでに重症になっている場合は獣医さんとお薬の力を借りながら、自分達のできるホームケアも取り入れていただけたら良いかと思います。


【犬が身体を掻く大きな原因】

*アレルギー性皮膚炎

犬の皮膚トラブルの中でも最も多くみられる症状。アレルギーを起こす原因は様々ですが、主にノミ・食物・ハウスダスト・花粉などが挙げられます。

*外部寄生虫(ノミ・ダニなど)

身体にノミやダニなどの寄生虫がつくことで痒みを引き起こします。

*乾燥

空気の乾燥や暖房の使用により、わんちゃんの体温が上昇して血流が良くなることで、乾燥するとともに痒みが悪化してしまう。

*外耳炎

垂れ耳の子などが発症しやすい傾向にありますが、耳垢が溜まっていたり、耳掃除のしすぎが原因となることもあります。

真菌やアトピー・アレルギーなどが炎症の原因になる場合も。

*ストレス

生活環境の変化や長時間ゲージに閉じ込められていたりすると、わんちゃんはストレスを感じてしまいます。

ストレスから、しっぽを噛む・足を舐める・かじる・肛門付近を舐めるようになり、それが原因で痒みや皮膚炎を引き起こしてしまう場合も。


【わんちゃんの痒みの対処法】

①原因に合ったアレルギー対策をする
ダニ・ノミが考えられる場合は予防薬を。食物アレルギーが考えられる場合はフードの見直し(原材料などのチェックと変更)をするなどして、対策を獣医さんに相談する。


②ブラッシングをする/やりすぎない
抜け毛や毛玉の放置は皮膚トラブルの元。ブラッシングは大切なスキンシップです。優しく声をかけながら、そっと撫でるようにブラッシングをしてください。大好きな飼い主さんとのスキンシップはわんちゃんのストレス緩和にもつながります。

わんちゃんの皮膚は人の3分の1〜5分の1程度と言われています。力の入れすぎや、ブラッシング頻度があまりに多いと、逆効果になってしまうので『程々に』が大切です。

ブラッシングの際にスキンケアウォーター(犬用)を使ってあげることで静電気を抑制したり、皮膚の保湿効果も高めてくれるのでおすすめです!

※スキンケアウォーターはDankeオンラインストア・Danke店頭で購入可能オンラインストアはこちらから!


③天然の界面活性剤を使用したシャンプーを使用する/薬用シャンプーのしすぎを止める

シャンプーをしてあげることで体の汚れ・臭いを取り除け、痒み予防につながります。

しかし、合成界面活性剤を使用しているシャンプーの場合、わんちゃんが元々持っている常在菌やバリアコート(わんちゃんが自分を守るために分泌する必要な油分)まで洗い流してしまいます…。その為皮膚トラブルを起こし易い状態になってしまいます。

天然の界面活性剤を使用したドッグソープを使用することで、汚れや匂いは落としながら、わんちゃんの元々持つ、自己防衛力をキープ。皮膚トラブルの減少につながります。

ドッグソープの良さはここでは語り尽くせないので『メリットだらけのドッグソープ』の記事を是非ご参照ください!

また、石けんの種類によっては肌の弱いわんちゃんは肌質に合う合わないがある場合がありますので、詳しくはご相談ください!

※ドッグソープはDankeオンラインストア・Danke店頭で購入可能(オンラインストアはこちらから!


④タッチケア(アロマケア)をする

高品質な精油1〜2滴をキャリアオイル1mlで希釈したもの手に馴染ませ、痒みのある部分を優しくマッサージする。

※必ず化粧用油や食品添加物表記のあるものを使用。雑貨表記の精油は動物に使用すると危険ですので、絶対におやめください!

使用する精油はラベンダー・フランキンセンス・ローマンカモミール・ジュニパーベリー・ヘリクリサムなどがおすすめです。

わんちゃん(動物)に向かない精油もあるので、使用する精油にはご注意ください。

また、わんちゃんの様子を見て嫌がるようであれば無理に使用しないでください。飼い主さんも一緒にリラックスして使用することがタッチケアで一番大事なことです。

※わんちゃんと一緒にリラックス・リフレッシュできるアロマケアは、正しく使うことがとても重要です。そして、言葉が話せないわんちゃんへの利用は人以上に注意が必要です。また精油の使用は人と同様に自己責任となりますので、獣医師や専門家の正しい知識を参考にしながら、植物のチカラを健康や快適な暮らしに役立てましょう!


わんちゃんが快適に過ごせるよう、私たちのできるホームケア是非試してみてください。